2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

だいぶ昔、東大生が内ゲバを阻止した話

今日の新聞の書評欄で、漫画家・樹村みのりの新著が紹介されていた。それは以下。見送りの後で (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)作者: 樹村みのり出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2008/01/11メディア: コミック購入: 5人 クリック: 29回この商品を含むブ…

オリバーサックスの描いた「障害」

ぼくの新著『数学でつまずくのはなぜか』を、小飼弾というかたがブログで書評して下さった。それは以下。 404 Blog Not Found:数学は友達だ! - 書評 - 数学でつまずくのはなぜか これはあまりにすばらしい書評だ。たぶん、書いた本人よりもこの本の内容を良…

『数学でつまずくのはなぜか』

今日あたりから、ぼくの新著 『数学でつまずくのはなぜか』講談社現代新書 が、書店に並び始めていると思うので、ここでも宣伝させていただきたい。数学でつまずくのはなぜか (講談社現代新書)作者: 小島寛之出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/01/18メデ…

オートマトンの食べ方

昔、某所の日記に、次のようなアホ話を書いた。 オートマトンというのは、オートミールの姉妹品であり、羊肉をベースにした 簡易で栄養価の高い食べ物である。オートミールは、そのまま湯で温めて食べる 方法と、牛乳と砂糖をかける食べ方があるが、オートマ…

宇沢師匠のこと

ぼくは、人生の中で、運命的な出会いというのを何回か経験した。 それらの出会いは、現実のぼくの運命を大きく変えてしまい、ぼくの「いま」を生み出すこと となった。中でも経済学者・宇沢弘文師匠との出会いが、最も大きなものだった。 宇沢先生と出会った…

クリスマスも正月も仕事をしてたのだ

三賀日は、結局、家で仕事をしていた。 指導している院生の修論の仕上げにつきあってたのもあるけど、主には、 1月20日に発売される新著 『数学でつまずくのはなぜか』講談社現代新書 の最終校正をしていたからだ。 そういえば、初校を校正したのは、クリス…

至るところ微分不可能殺人事件

坂口安吾の傑作推理小説に『不連続殺人事件』というのがある。 これは、たぶん、「連続殺人事件」という用語をもじったものなんだと思う。 推理小説としては、パロディではぜんぜんなく、非常にタイトな正統派のミステリーであり、 トリックも秀逸だから、未…