2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「7の倍数」の判定法

家族旅行に行ったとき、息子と温泉に入る機会があり、ぼくが下駄箱の番号を吟味しているのを目撃した息子が理由を尋ねるので、「パパは子どもの頃から素数の番号に入れるようにしている」と答えた。そんな話になった経緯があったので、温泉を出るときに、息…

バーナンキの背理法に足りないもの

田中秀臣さん、ナーイス。 バーナンキの背理法の原典を引用してくれた。 いやあ、背理法を使うとき忘れてはならないこと - hiroyukikojimaの日記を書いたのは、別にバーナンキの背理法を否定したり、リフレ派を攻撃するためじゃなくて、週刊東洋経済に書いた…

メカニズムデザインってだいじだと思う。

坂井豊貴・藤中裕二・若山琢磨『メカニズムデザイン』ミネルヴァ書房を入手した。メカニズムデザイン―資源配分制度の設計とインセンティブ作者: 坂井豊貴,藤中裕二,若山琢磨出版社/メーカー: ミネルヴァ書房発売日: 2008/08/01メディア: 単行本購入: 6人 ク…

背理法を使うとき忘れてはならないこと

週刊東洋経済の9月1日号に載る(はずの)原稿を書き終えた。 その中に、キドランドとプレスコットがノーベル賞を受賞することとなった「動学的不整合性理論」の解説を書いた。(この理論については、週刊東洋経済9月1日発売号をちゃんと買って読んでくださいな)…

田中秀臣さんは愛に満ちた敵

田中秀臣さんが、拙著新刊『容疑者ケインズ』プレジデント社を、3回にもわたって、ご自身のブログで紹介してくださった。とりわけ面白かったのが、田中秀臣ブログの8月14日の日記の出だしであった。 献本いただく。どうもありがとうご‥‥って、これで二冊目や…

『容疑者ケインズ』出ております。(序文をサービス)

以前、グッバイ・ケインズ - hiroyukikojimaの日記で予告しましたぼくの新刊『容疑者ケインズ』プレジデント社が先週末から書店に並んでおります。カバーは、こんな感じ。容疑者ケインズ (ピンポイント選書)作者: 小島寛之出版社/メーカー: プレジデント社発…

関係性の社会思想へ

ちょっと前にすでに出ているけど、改めて、雑誌『現代思想』8月号((目次→青土社)を紹介しようと思う。現代思想2008年8月号 特集=ゲーム理論 非合理な世界の合理性作者: 松井彰彦,小島寛之,岡田章,松島斉,関根崇泰,茂木健一郎,上野千鶴子,木村朗子,渡辺隆裕,…