さっき発表があったノーベル経済学賞。受賞者は、アルビン・ロスと、ロイド・シャプレー。
びっくりしたあ。
だって、あさってぐらいから書店に並ぶぼくの新著『ゼロからわかる 経済学の思考法』講談社現代新書には、シャプレーのことが満載なんだもん。協力ゲームのシャプレー解の解説に1章分をまるまる使ってて、それから、今回の受賞の理由となったゲール&シャプレーのアルゴリズムにもわりとページ数をさいて解説してるもんね。アルビン・ロスの研修医のマッチングについての話も少しだけ出てくる(坂井豊貴さんの本からの受け売りだけどね)。
- 作者: 小島寛之
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/10/18
- メディア: 新書
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一回目は、2001年の『サイバー経済学』集英社新書のときで、アカロフのことを書いたら、彼が受賞した。二回目は、2007年のことで、『数学で考える』青土社にマイヤーソン値のことを書いたら、マイヤーソンが受賞した。これじゃまるで予言者だな。
しかし、宇沢先生のことはいろんなとこに書いてるのに、いまだ受賞の報がこないのは残念すぎる。下手すると、先に清滝先生のほうが受賞してしまうかもしらん。(実際、新著『ゼロからわかる 経済学の思考法』講談社現代新書では、清滝−ライトのサーチマネーの解説を書いてるし)。ってか、自分の理論を本に書いたら、ぼくが受賞できるじゃろか???ほんなあほな(爆)。そんな下らない妄想をしてる暇があったら、論文を1本でも多く書いて、業績あげろ、って話よね。はい、その通り。
新著『ゼロからわかる 経済学の思考法』講談社現代新書の内容については、出た頃に、きちんと紹介するす。