2013-01-01から1年間の記事一覧

渋谷でトリコのライブを観てきますた

今日は、渋谷オーイーストで、トリコ(Tricot)とストレイテナーの対バンライブを観てまいりました。 もちろん、目当てはトリコ。このバンドは、TUTAYAの店内DJで曲のほんの一部を聴いて、電気ショックびりびりとなって、即座にCDをすべて購入し、さらには今日…

論文投稿の道は茨の道

先日、2年ぶりに、共著論文が査読付き英文ジャーナルに採択された。Theory and Decisionという経済学のジャーナルで、このランクのジャーナルにはとても無理な出来映えだと思っていたから、意外だったし、嬉しかった。この論文は、ぼくの博士論文に収録され…

新著『数学的決断の技術』が刊行されました!

ぼくの新著『数学的決断の技術〜やさしい確率で「たった一つ」の正解を導く方法』朝日新書が、アマゾンにも入荷し、店頭にも並んだので、前回(新著『数学的決断の技術』がもうすぐ発売です! - hiroyukikojimaの日記)に続いて、追い打ちの紹介をしようと思う…

新著『数学的決断の技術』がもうすぐ発売です!

ぼくの新しい本、『数学的決断の技術〜やさしい確率で「たった一つ」の正解を導く方法』朝日新書、があさってあたりから店頭に並ぶと思うので、ぼちぼち宣伝にかかるとしよう。数学的決断の技術 やさしい確率で「たった一つ」の正解を導く方法 (朝日新書)作…

古典をひもとく(including 新著の宣伝)

またまた、更新がかなり空いてしまった。 本を読んでいれば、紹介のエントリ−が書けるのだけど、最近は紹介できるような本を読んでないので、それも無理だった。 でも、もうあと2週間ほどで新著『数学的決断の技術〜やさしい確率で「たった一つ」の正解を導…

わくわくする物理・わくわくしない物理

数学者の芳沢光雄先生が、図書新聞に拙著『世界は2乗でできている』ブルーバックスの書評を書いてくださった。タイトルは「理科と数学の間にある壁を乗り越えるために〜学ぶ楽しさが教育の発展に繋がる」。とても適切な書評で嬉しくなった。世界は2乗ででき…

ドラマ「相棒」シーズン12の第2話「殺人の定理」

昨日、ぼくが数学監修をしたドラマ「相棒」が、無事放映された。 シーズン12の第2話「殺人の定理」だ。 ぼくは、リアルタイムで、超ハラハラしながら、鑑賞した。だって、ぼくが関与した部分の映像に不備があって、視聴者から批判を受けたり、ツッコミをアッ…

ぼくが監修した「相棒」は来週放送予定!

ぼくが、ドラマ「相棒シーズン12」の1話を数学監修した、という話を前回のエントリー(ドラマ「相棒」の監修をしますた - hiroyukikojimaの日記)で書いたけど、放映日が正式に決まったので、ここに告知しよう。それは来週だ。 相棒シーズン12 第2話e;">殺人…

ドラマ「相棒」の監修をしますた

9月はいろいろ忙しかったのと、ネタがなかったことで、1回しかブログを書けなかった。 10月の今月も似た状況なんだけど、今回は、いくつかご報告をしようと思う。 まず、最初にアナウンスすべきことは、な、なんと、ドラマ「相棒」の1回分の監修をします…

統計量にはどういう必然性があるか

最近刊行されたぼくの本が、二冊とも増刷になった。 7月に刊行された黒川信重先生との共著『21世紀の新しい数学』技術評論社は刊行1ヶ月で増刷、8月に刊行された単著『世界は2乗でできている〜自然にひそむ平方数の不思議』講談社ブルーバックスは、なん…

新著が刊行されました!+おまけ(山本義隆先生の思い出)

今日あたりから、新著『世界は2乗でできている〜自然にひそむ平方数の不思議』ブルーバックスが書店の店頭に並ぶと思うので、満を持して宣伝をしよう。世界は2乗でできている 自然にひそむ平方数の不思議 (ブルーバックス)作者: 小島寛之出版社/メーカー: …

来週、新著『世界は2乗でできている』が刊行されます。

今日、新著『世界は2乗でできている〜自然にひそむ平方数の不思議』ブルーバックスの見本刷りが届いた。来週の真ん中頃には書店に並ぶ予定だ。新著の見本刷りを手にするこの瞬間が、もの書きにはたまらなく嬉しい。自分の数ヶ月の努力が実体化し、また、本の…

近況を少々

めちゃくちゃ忙しくて、このブログをなかなか書けなかった。 今回は、ここ一ヶ月ぐらいにぼくが関わっていたアレコレをとりとめなく綴ってみようと思う。 まず、7月に森内俊之名人の名人就位式に参加してきた(昨年については、森内名人の就位式に参加して…

新著『21世紀の新しい数学』が刊行されました!

黒川信重先生との共著『21世紀の新しい数学』技術評論社が、そろそろ書店に並び始めた頃なので、満を持して宣伝をすることにしよう。これは、サブタイトル「絶対数学、リーマン予想、そしてこれからの数学」からわかるように、リーマン予想、そして、それを…

日経朝刊での連載が始まりました!

今日から、日経朝刊の「やさしい統計学」でのぼくの連載が始まったので、購買しているかたは是非読んでみてほしい。普段は、「やさしい経済学」と題するコーナーなのだが、これからしばらくは統計学版の連載が行われるようだ。皮切りがぼくの「基礎を知る」…

「空間」の作り方

今月の後半に、数学者・黒川信重先生との共著『21世紀の新しい数学〜絶対数学、リーマン予想、そしてこれからの数学』技術評論社が刊行されるので、今回は、それに関連したエントリーを書こうと思う。既に、アマゾンでは予約ができるようだから、リンクして…

いつのまにか、ぼくの本の電子書籍が出たようです

ダイヤモンド社の担当編集者から、拙著『完全独習 統計学入門』ダイヤモンド社の電子書籍版が刊行された、という連絡を受けたので、せっかくだから当ブログで宣伝しておこうと思う。キンドル版へのリンクは以下。 完全独習 統計学入門作者: 小島寛之出版社/…

双子素数予想に進展があった

双子素数予想に進展があったことが、新聞報道された。 ぼくのところにも、ある新聞社の記者のかたから取材があり、専門家ではないけど知っている限りのことで協力した。 双子素数というのは、差が2の素数のことである。例えば、3と5、11と13、29と31などがそ…

村上春樹の新作、やくしまるえつこの新作、ジュリエット・シムズの新作のことなど。

ゴールデン・ウィークは、6月に出す予定の新著の原稿を書いていて終わってしまった。 一冊はブルーバックス、もう一冊は黒川信重先生との共著でリーマン予想関係の対談本である。これらについては、もう少し刊行が近づいてから宣伝をしようと思う。 ゴールデ…

ABC予想入門

4月になって大学の講義が始まったから、忙しくてなかなかブログが書けない。今回は、短文で済まそうと思う。 先月は、遂に、遂に、雅−Miyaviのライブに行った。赤坂ブリッツ。あまりにすばらしかった。男性ヴォーカリストのライブに行ったのも、感動したの…

統計力学が初めてわかった!

前回の楽しい統計物理 - hiroyukikojimaの日記に書いた、ぼくがモニターをした統計物理の本が刊行されたので、満を持して紹介することにしよう。それは、加藤岳生『ゼロから学ぶ 統計力学』講談社という本だ。ゼロから学ぶ統計力学 (KS自然科学書ピ-ス)作者:…

楽しい統計物理

実は、先月は、ずっと統計物理の勉強をしていた。 それは、友人の物理学者がもうすぐ統計物理の教科書を出すことになっていて、その原稿のモニターを引き受けたからだ。(どういう本かは、刊行日程がはっきりしたら紹介しようと思う)。その人は、物理の院生…

整数からイデアルへ

人生初に雅-MiyaviというV系ミュージシャンにハマったぼく(数学とは何か - hiroyukikojimaの日記参照)は、遂に4月にブリッツで行われるMIyaviのライブチケットを手に入れてしまった。あな恐ろしいことである。50歳を過ぎて、V系のライブに行くことになろう…

ステキな4平方数定理

ぼくが、数学に目覚めた大きな原因の一つは、「2平方数定理」と「4平方数定理」を中1〜中2の頃に本で読んだことにあった。 平方数というのは、「2乗の数」のことで、1×1=1、2×2=4、3×3=9、4×4=16、・・・という具合の分布している。 「2平方数定理」というのは…

数学とは何か

昨年暮れに衝撃を受けたのは、YUI完結のニュースだった。ほとんどYUIの音楽しか聴かない生活になっていたので、「おりゃ、いったい今後、何を聴いて暮らせばいいだべさ」と真っ暗な気分になった。まあ、YUIは、新年早々から単独の音楽活動を再開しているそう…