2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

数論マニア

ここ数回は、今週刊行された『世界を読みとく数学入門〜日常に隠された「数」をめぐる冒険』角川ソフィア文庫にちなんで、数論のことを書こうと思う。(この本の序文は、世界を読みとく数学入門 - hiroyukikojimaの日記にさらしてある)。 ぼくが、中学生のと…

世界を読みとく数学入門

明日あたりから、ぼちぼち、ぼくの新著が並び始めるので、ここで告知しておこう。 タイトルは、『世界を読みとく数学入門〜日常に隠された「数」をめぐる冒険』角川ソフィア文庫。世界を読みとく数学入門 日常に隠された「数」をめぐる冒険 (角川ソフィア文…

サイエンスとしての経済学

今、世界経済がすごいことになっている。こういうときは、経済学者のはしくれとして、経済の現状に何かコメントすべきかもしれない。でも、ぼくには自信を持っていえることは何もない。 20世紀初頭の世界大恐慌との比較が、新聞にもネットにも溢れている。で…

ムペンバ効果と経済

さっき、楽しみに待っていた雑誌RikaTanが届いた。以下のものだ。RikaTan (理科の探検) 2008年 10月号 [雑誌]出版社/メーカー: 星の環会発売日: 2008/09/26メディア: 雑誌購入: 13人 クリック: 141回この商品を含むブログ (2件) を見る今月号には、田崎晴明…

波乱の時代

ここの1,2週間は、世界経済が、あまりの激動だった。 ぼくが、経済学と触れたのは、市民講座の宇沢先生のゼミに参加したときだったが、それは80年代後半から90年代の初め。宇沢先生は、ケインズの理論を扱うのに大恐慌の時代の混乱とかを話してくださったが…