文春に書評を寄稿しました!

週間文春』7月18日号に書評を寄稿した。

評した本は、ジョージ・ギルダー『グーグルが消える日』SBクリエイティブ

書評は、以下の文春オンラインで読めるので是非。

「古臭いビジネスモデルはもうすぐ消える?」 グーグルを滅ぼす新勢力とは何か | 文春オンライン

この本の邦題はかなり過激だが、原題は「Life after Google」だから、「消える」とまでは言ってない。

400ページ以上ある大部なので、この字数では中身を全部伝えられていないが、でもそうとう巧く要約したつもり。

半分くらいが、ビットコインとかイーサリアムなど暗号通貨とそれを可能とするブロックチェーンの説明に費やされている。それゆえ、『暗号通貨の経済学』講談社選書メチエを刊行したぼくに書評の依頼が来たのだ。

書評に書かなかった読みどころとして、ビットコインの発明者であるサトシ・ナカモトの正体について、噂される候補者や名乗り出た人物の真偽にわりとページ数をさいて論じていることがあげられる。ここだけでも買う価値が十分ある。

また、グーグルのビジネスモデルの真相もよくわかる。

原文が悪いのか、翻訳が悪いのかわからないが、少し読みづらいという欠点があるが、それを差し引いても読んでおいて損のない本だ。

 

グーグルが消える日 Life after Google

グーグルが消える日 Life after Google

 

 

 

暗号通貨の経済学 21世紀の貨幣論 (講談社選書メチエ)

暗号通貨の経済学 21世紀の貨幣論 (講談社選書メチエ)