新著『数学的決断の技術』がもうすぐ発売です!

ぼくの新しい本、『数学的決断の技術〜やさしい確率で「たった一つ」の正解を導く方法』朝日新書、があさってあたりから店頭に並ぶと思うので、ぼちぼち宣伝にかかるとしよう。

この本は、「決断をする」ための基本的な考え方、つまり「意思決定」の方法論を伝授するものだ。どんなビジネスでも「決断」こそが最も大事で明暗を分けるものである。ビジネスばかりでなく、進学や結婚など、あらゆる人生の岐路で「決断」は重要になる。そんな「決断」を行き当たりばったりで行っている人々に、これまでに意思決定理論を構築してきた学者たちの成果をプレゼントしよう、というのがこの本のコンセプトなのである。
今回は、この本で最もキャッチーなページと、それと目次だけを紹介しておくことにする。
最もキャッチーなページとは、次のyes・noアンケートのページであろう。(本では、→でつないだフローチャートになってるけど、それをこのブログでどう描けばいいのかわからないので、もっと原始的な方法で表現する。

次のyes・noアンケートに答えてください。
 
a. 福袋はお買い得だと思う。
  (yesの人は質問bへ、noの人は質問dへ)。
 
b. 雑誌のプレゼントコーナーでは、一番高い景品に応募する。
(yesの人は性格1です。noの人は質問cへ)
 
c. 飲食店では、お勧めのセットは選ばず、自分で1品ずつ注文する。
  (yesの人は性格2です、noの人は性格5です)
 
d. 洋服を買いに行って店員に「このデザインは最後の一着です」と言われると、その場で買ってしまう。
  (yesの人は性格3です、noの人は質問eへ)
 
e. 家電製品を買う際、有料で2年間の修理保証がつく場合、たいていつける)。
  (yesの人は性格4です、noの人は性格6です)

  
性格1から6が何を意味するかは、ぼくの新著でお読みください。(気になるよね〜、ふふふ、商売、商売)。
 
そして、目次もさらしておく。

『数学的決断の技術』目次
I
第1章 意思決定には4つのタイプがある。
第2章 学校では教わらない、``使える''確率ー期待値基準
第3章 不確実な世界を見通す意思決定法ーマックスミン基準
第4章 後悔を先読みする技術ー最大機会損失・最小化基準
第5章 夢に賭けるのは、いけないこと?ーマックスマックス基準
II
第6章 「論理的に考える」とはどういうことか
第7章 想定外のできごとが、人を動かす
第8章 混沌とした情報社会の歩き方
第9章 自分の選択に自信のない人のための確率論

 
本が書店に並んだら、もう少し詳しい内容紹介をして、いつものように序文をさらすつもり。